Pixinsght/BlurXTerminator劇的進化

2023年12月14日BlurXTerminator v4.リリースされた。AI学習機能で四隅のコマ収差までもが補正されるという劇的な進化を遂げた。その実力を検証してみた。そしてその効果の絶大さに驚愕。天体撮影における機材を含めた購入の優先順位が変わる。AIがプロしかできなかったことを誰もができるように変えていく。

比較検証1/望遠レンズで撮影したM31

まずは、昨年、撮影をはじめて間もない頃、手持ちのNikkor ED500F4P IFで撮影したM31のデータをBlurXTerminator v4で処理(correct only)して比較してみると・・・びっくり!4隅のコマ収差がほぼ完全に取り除かれている。昔の機材で撮影したデータも見事に蘇ります。

オリジナル
BXT処理
オリジナルの左上隅
BXT処理後の左上隅

比較検証2/コマコレクターとの比較

1983年製MT-160を手に入れた今年11月に、フルサイズカメラで直焦点とMPCCコマコレクターを使用した、四隅の星像確認用に撮影したデータにBlurXTerminator v4を適用し、コマコレクターとの比較を行ってみた。(データはLightのみで撮影角が違ってます)   ※クリックで画像拡大

MT-160
MT-160 MPCC
MT-160左上隅
MT-160 BXT処理左上隅
MT-160 MPCC左上隅
MT-160 MPCC BXT処理 左上隅

いかがでしょうか!MCPPのコマコレクターよりBXT処理の方がキレイなくらいですね。機材投資への優先順位が変わりますね~。

コメントを残す