UP24H企画第3弾はNGC7000北アメリカ星雲30時間越え

ディープスカイを24時間露光で撮影するUP24H企画の第3段は、8月2日から11日までの5夜にわたり撮影した、1941分30時間越えのデータをSAO処理しました。機材はいつものメイン機FMA180Pro+ASI533MMのツイン機です。風が強い日や雲が多い日が続いたので5夜にもわたってしまいましたが、最終日の10日は星空が広がり、十分な追加撮影ができました。

中央はクリアなブルーで縁は輝くグリーンからイエローへ、そして外側は少し赤みが強い仕上がりにしてみました。Pixinsghtの加工手順も安定してきましたが、星雲の色の出し方はその時の状態で違います・・・というかもともとの色がなく、正解がないので何度かやってみてその時納得した時点でFIXです。

撮影比較

通常のカラーで撮影すると北アメリカ星雲とペリカン星雲は別物のように見えますが、実際には一つの散光星雲で、その中央を暗黒星雲の帯が横切っています。下の写真のようにLRGBやL-eXtremeによる撮影では、暗黒星雲が暗く沈み過ぎてバックグランドのように見えてしまいますし、仕上げている方もそのように仕上げてしまいますね。

次回の課題

今回は北アメリカ星雲を中心に捉えて撮影しましたが、次回撮影するときはペリカン星雲まで含めて、背景の星雲の形全体を撮れ得てみたいです。その方が自然で北アメリカ星雲のイメージもきっと変わりますね。

8月の撮影予定は

8月中旬の新月期にもう一本、何を撮影しようかな。光害地なので高度が高い方が断然きれいに写りますね。Stellariumとしばし睨めっこです。

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