天体撮影の新しい撮影地を求めて

キャンプ場CLUB NISHINOMIYA

梅雨の長雨。雲が切れ、星空が期待できる7月3日。裏山(六甲山)のトンネルを抜け、自宅から20分ほどで行ける開発途上のキャンプ場「CLUB NISHINOMIYA」を見つけ、明るいうちにオーナーに会いに行き、夜に星空の撮影をするためのプランを確認。夕方から機材をまとめ再度現地へ向かう。撮影ポイントは、開発の最先端で段々畑が広がる北東向きのフリースペース。南東から北西まで180度の視界が開けている。反対側は六甲山で高度30度以下は見えないが、大阪~神戸の街灯を遮ってくれる。東側からは宝塚の灯が漏れてきてそんなに暗い空ではないが、近くて、周りに街灯がない環境は魅力的。キャンプ場は月契約の専用スペースが人気で既に60人待ち。一応ノートに順番待ちの名前を書く。利用するのは1ナイトプラン。5時以降ならフリースペースのどこでも利用できるプランで2,000円。マンスリー契約だと1万円。月6回行かなきゃペイしないので当面は1ナイトプランで。

ファーストライトはIC1396(エレファントトランク)

しかし、今日は満月でかなり明るい。初の撮影はIC1396(エレファントトランク)。ナローバンド撮影用のメイン機(FMA180Proのツインシステム)を遠征用のAZ-GTiの載せてセッティング。電源は車から取るので2~30十分ごとにエンジンがかかる。キャンプ客は少し離れたサイトに1組だけでお互い、迷惑になることもない。左の鏡筒でHaとS2を交互に1時間づつ2クール。右はO3を4時間。途中雲が出て時間調整したけど何とかなりそう。明るくなる前にbiasとflat各60枚づつ撮影して終了。

画像処理はPixinsight

帰宅後早速現像。使えそうなデータは3時間強だったので、先月自宅屋上で撮影した4時間程度のデータと合わせて処理してみた。ASIAIRで撮影していると同じ構図が簡単に作れるので、長時間撮影にはとても便利。ただし、2台のカメラの角度や反転した後のズレなど細かなミスも出るから注意が必要。トータル撮影時間は819分。

天体撮影所分室FUNASAKA BRANCH DOME構想

仕上げた写真と撮影風景をオーナーの送ると「キャンプに来る子供たちにも見せたい」との反応。DEEPSKYはなかなか難しいけれど、月や土星、アンドロメダやオリオンだったら眼視でも楽しめる。だから早く新しい月貸しのスペースを開発してほしい。それができたら、ドームを建てて眼視用の望遠鏡を設置したい。「Yashikicho,Nishinomiya city DEEP SKY STUDIO Funasaka branch Dome」ってネーミングだけ先行!

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CLUB NISHINOMIYA

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